とある中学生の国語の授業で、古文を取り扱ったときのことです。
古語は、現代と意味が違うものが多くあります。
たとえば、「あした」。
現代では「明日、次の日」という意味ですが、古典では「朝」という意味になります。
そして、今回話題に上がったのは、古語でも有名な「をかし」
もちろん「おもしろおかしい」という意味でも、食べる「お菓子」でもありません。
「をかし」は、「趣(おもむき)深い」という意味です。
それを説明すると、生徒は「??」とぽかんとした様子。
『「趣(おもむき)深い」ってなんですか??』
…確かに。普段使わないことばですよね…。
今の季節でいえば、落ち葉が舞い落ちる様子をみてきれいだなと思ったり、
冬に雪が降り積もる様子を見て世界が静かだなぁと感じたり……そんな季節の移ろいを感じること。
昔の人は、スマホはおろか、電気なんてないので、娯楽も少なかったことでしょう。
そんな中、ただ退屈に過ごすのではなく、
ふと外を見て、季節を感じ「素敵だな」「いいな」と思う瞬間があったからこそ生まれたことばなのかもしれませんね。
今の子どもたちにも「をかし」の文化を感じてほしいな、と思った出来事でした。







