先日、インターネットでおもしろい記事を見つけました。ただいま開催中の春のセンバツ高校野球の選手に、いちばん好きな野球選手はだれですか、というアンケートをしたそうです。1位はだれだと思います? 大谷翔平選手! だと思いますよね。でも、ちがうのです。大谷選手はなんと第3位で、1位はカブスの鈴木誠也選手で、2位はソフトバンクの今宮健太選手なのでした。
いやあ、かなり意外でした。二人とも主力として活躍している選手ですが、どちらかというと地味な印象を受けていたので…。このアンケートを企画したスポーツ専門雑誌の記者がその理由を考えてみたようです。それは、鈴木選手が努力をこつこつと積み重ねていまの地位を手に入れたこと、今宮選手は、守備の名手なのですが、こだわりをもって自分の武器を作り上げたところに共感したのではないか、ということです。あと、ほかに上位にきた選手は、プロ野球選手としては小柄な170センチ台の身長の選手も多かったようです。
もちろん、大谷選手も相当の努力を積み重ねていると思いますし、こだわりも強いと思います。しかし、実際に高校で野球をやっている選手たちにとっては、自分たちに重なる部分のある選手が好きなのだと思います。WBCの決勝戦の前に、大谷選手は、もうメジャーリーガーに憧れるのはやめましょう、といって仲間を鼓舞しました。そして、いまの高校球児たちも、ただ憧れるだけではなく、自分の目標として、好きな選手を選び、リスペクトしていることが感じられて、なんとも頼もしく思いました。
彼らがこれからも野球をつづけるかはわかりません。プロに入る人もいるでしょうし、高校卒業と同時にやめて、ちがうことを始める人もいるでしょう。どんな道を進むにしても、こうして、しっかりと自分を見つめているのであれば、どんな世界に入ってもきっと活躍できるでしょう。教育者のひとりとして、それをぼくはとてもうれしく思いました。また高校野球を見る楽しみが増えました!