今回のタイトルは本の題名です。『やがて笛が鳴り、僕らの青春は終わる』という三田誠広の小説です。ラブストーリーでもあるのですが、主人公と、その友人の関係がメインの小説だと思います。
ちょっとおもしろい設定です。主人公はある財閥の社長の運転手の息子です。大学4年生です。その友人は社長の息子です。いろいろな事情があり、小さいときから同じ家で過ごすようになります。傍若無人でラグビーの才能もある社長の息子、いつもいっしょにいて世話を焼く主人公。しかし、二人のあいだには、たしかに友情があるのでした。社長の息子がいつも陽気でタフに見えるけれどじつは繊細な心ももっていることと、主人公がいつも傍観しているように見えて、じつは……。以下は、ぜひ本を読んでいただきたいと思います。すばらしい小説です。
前回のコラムで、青春の話をしました。ぼくの青春は、ミライアカデミーにあったと書きました。ですが、青春っていつ終わるのでしょうか?
この本の主人公たちは、もうすぐ大学卒業です。それで、自分たちの青春は終わると考えています。実際にそういうものかもしれません。
しかし、青春というのは、そんなふうに、みんな同じように終わるものなのでしょうか。この本の中で、『怒り』ということばが繰り返し出てきます。もっと、怒れ! 本気を出せ! この気持ちを持ちつづける限り、まだ青春は終わらないのではないでしょうか。
そんなに青春がいいものかい? なんて疑問ももちろんあります。成熟のよろこびや責任、そしてだからこその楽しさもあります。でも……。
ぼくはこのミライアカデミーと前身のNEWSの仕事で、限りなく挑戦しつづけることのおもしろさを学びました。それは、形は変わってもつづいていくと信じています。その底にある『怒り』も大事にしたいと思います。
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