藤井八冠、そして、羽生永世名人の日本将棋連盟会長就任など、今年も将棋界は熱かったですね。
羽生会長はさらに積極的にうごいているようで、日本中の各地でファンと触れ合うイベントをおこなっているようです。
その中で、子どもたちの棋士への質問コーナーがありました。こんなすごい質問が出たそうですよ。
「才能と努力、どっちが大事だと思いますか?」
羽生会長も思わず「大人もビックリするような良い質問だね」とうなり、ほかの棋士たちからも「おおー」と驚きの声が上がっていたそうです。たしかに、大人たじたじの質問ですね。さて、羽生会長はなんと答えたでしょうか? ちょっと長いですが、以下に引用します。
「才能は“持って生まれたもの”という意味だと思うんですけど、自分が持って生まれたものはなかなか自分ではわからないですよね。努力を続けた結果、これが自分が持っていたものなんだとわかったり、一生懸命やった結果として新しい能力が見つかった、ということもあると思うんです。将棋に限らず他のことでもそうですが、興味を持ったことを一生懸命やるということが大事なんじゃないかなと思います」
おお、すばらしい! さらに、羽生会長は付け加えました。
「予想もしていない素晴らしい質問で、それに才能を感じました!」
お見事ですねえ。さすがです。羽生会長の回答に、質問した子も大喜びしたのではないでしょうか。羽生会長や藤井八冠に才能があるのはまちがいないでしょう。しかし、それだけではきっとないのですね。将棋を愛し、将棋を楽しみ、将棋のことをどんどん知ろうとする気持ち、これがあるからこそ、ずっと努力ができるのでしょうね。
これから本格的に受験もはじまり、いまNEWSでもみんながんばって勉強をしています。進学先のこと、将来のことなど、悩んでいる子も多いです。みんなが、自分の努力できるなにかを見つけることを願います。冬休みもいっしょにがんばろう!!