これまで何度もこちらのコラムで取り上げてきましたが、藤井聡太七冠が、昨日(10/11)将棋の8大タイトルすべてを獲得する八冠となりました。
その内容について解説できるほど将棋にくわしくないのですが、AIの評価値では99%相手の勝ちの予測だったのですが、大逆転での勝利となったようです。なんとまだ21歳ということで、この先いったいどうなってしまうのだろうか? という感じです。
藤井八冠の前のタイトル完全制覇というのは、もちろん羽生永世名人なのですが、当時七冠を取るのは、やはりかなり奇跡に近いと思いました。六冠になったとき、最後のタイトル戦で谷川王将に敗れてしまいました。そのあと一年間六冠を維持し、さらにまた王将戦のタイトル挑戦者になるのは、いかに羽生六冠とはいえ、きびしいだろうという見方が多かったように思います。しかし、そのきびしい道をひた走り、王将位も獲得し、見事に七冠となったのでした。その当時の羽生七冠も二十五歳ですから、相当若かったのですが……。それに比べますと、今回の藤井八冠は、もうぜんぜん止まらずにそのまま行ってしまった印象です。
この先、藤井八冠がどうなるのか想像してもきっとむだなのでしょうね。その想像のはるか上を軽々と越えていってしまうでしょうから。大谷選手もそうですが、もう口をあんぐりと開けて、ただ見ているしかありません! ははは。
いま藤井八冠に挑戦中の棋士がおりまして、彼は藤井聡太八冠と同世代なのだそうです。新しい時代がさらに猛スピードで来ているのかもしれません。将棋界の未来もずっと見つづけていきたいと思います!