先日、ぼくの応援する阪神タイガースが、『アレ』もとい『優勝』をいたしました! 18年ぶりです。残念ながらリアルタイムで試合を見ることはできませんでしたが、そのあとのニュースなどを見まくり、いっしょによろこびを分かち合いました。
優勝が決まった瞬間、四番打者の大山選手が号泣しているのを見て、ぼくも号泣です。プロ野球の四番打者というのは、それだけでもうヒーローでありますが、打てないときの批判も、ものすごく強くなります。阪神ファンは猛烈ですから、想像を絶する苦労があったと思われます。今年は一年間四番打者をずっと勤め、立派な成績を上げました。少しのあいだだけでも重圧から解放されたらいいのですが……。そうであることを願いますが、大山選手は望んでいないかもしれないです。どんなときも全力プレーの選手なので。
大山選手は、入団のドラフトのときから苦労してきました。当時それほど有名な選手ではなかったので、指名されたときに、まさかのブーイングが起こったのです。ショックだったでしょう。その後、新聞などにも低い評価をされて、まだ入団も正式にしていないのに、十字架を背負わされてしまいました。同期入団の仲間に謝ったなどというエピソードも、今回の優勝ではじめて知りました。あのときのブーイングを見返す、それも強いモチベーションになったといいます。しっかり、結果で見返しました!
優勝が決まった瞬間、マウンドに選手たちが集まります。その中に、24番の背番号のユニフォームが高々と掲げられていました。先日28歳の若さで病気で亡くなってしまった選手のユニフォームです。いっしょに優勝をよろこびあったのです。それも感動しました。
以前、『春の大山』と題された詩が話題になったことがあります。阪神ファンの小学生が、大山選手に打ってほしい! という願いを込めて作った詩です。今年の大山選手は見事に打ちました! チーム一丸の勝利です! さらに上を目指してほしいです!