ある小学2年生の男の子が、飲料メーカーの雪印に質問を送ったところ、とても親切な回答が届いたという記事をインターネットで読みました。男の子の質問は二つです。
①「雪印コーヒー500ml」の容器には、600mlの水が入るはずなのになぜ100mL少ない状態で販売しているのでしょうか?
じっさいにためしてみたのでしょうね。自由研究でしょうか? 答えは、手に持ったまま開けたり、少し乱暴に開けたりしたときや、開けるために力を入れる際に紙パックが動いてしまうので、中身がこぼれないようにゆとりを持たせている、だそうです。
②なぜ「5dl」という単位で表示しないのでしょうか?
おお、デシリットル! たしかに、飲み物の単位でデシリットルを使っているのは見たことがありません。これにも、理由があるようです。
「学校で勉強しているたんいがつかわれていないのはふしぎですね。雪印メグミルクでは、つぎのようなかさの商品を売っています。1000ml、900ml、500ml、300ml、230ml、200ml、180ml、125mlこれらの中には、デシリットルではうまく表示できないかさもありますね。でもml(ミリリットル)なら、うまく表示できるので、ミリリットルが使われているのです」
なるほど! わかりやすいですね! ぼくも前から思っていたのですよ。1リットルは何デシリットルですか? と子どもたちに質問しながら、実生活でデシリットルを使ったことなんてないよなあ? と。しかし、そのぼくの疑問も雪印さんは教えてくれました。「dl」は、野菜の種を測るときや病院で血液検査するときに用いられているのだそうです! おお、ちゃんと使うときがあるのですね!
いろいろなことに疑問を持つこと。そして、それをそのままにしないで解決しようとすること。また、その疑問に誠実に答えた大人。とてもすてきな記事でした。ほかにも、なにか疑問に思ったことがあったら、NEWSのサマースクールに来てください! どんな疑問もNEWSではがんばって答えを見つけるお手伝いをしますよ。いっしょに解決しましょう!