メジャーリーグの大谷選手の活躍を、毎朝のように楽しんでおります。すごいですね。ぜひともホームラン王をとってほしいものです。そのうえで防御率一位とか……。なんかもうマンガの世界のようですね。
大谷選手は、とにかくほかに似た選手がいないので、なにかすると史上初の記録となるものが多いですが(史上初めて投打両方で規定に達するなど)、今年あらたに加わったものの中で、ちょっとおもしろいものがありましたのでご紹介したいと思います。
今年のメジャーリーグで導入された新ルール『ピッチクロック』というものをご存じでしょうか。ピッチャーが投げるまでの時間、バッターがそれにそなえる時間、これらを○秒以内という風に、ルールで制限を決めたものです。例えば、ランナーがいないときは、ピッチャーは、15秒以内に投げる体勢にならなければならず、バッターはそれに備えなければならない、というものです。その時間を過ぎると、ボールカウントが増えるなどのペナルティになります。
そして、大谷翔平選手は、ピッチャーでも、バッターでも、その違反をおかしたさいしょの選手なのだそうです。二刀流の選手でならではのものですね。今後、大谷選手だけの記録になるかもしれません。
なぜこのようなルールができたかといいますと、試合の短縮が狙いなのだそうです。メジャーリーグの試合も長くなる傾向にあり、それに伴って、とくに若いファンの大リーグ離れがすすんでいることに危機感を覚えたメジャー関係者が導入したということです。古いファンには物足りないという人もいるかと思いますし、実際の選手たちにも、賛否両論あるようですが、改革のためには、まずやってみようというのがすごいなと思いました。
もちろん、今年いきなり始まったわけではなく、マイナーリーグで実験的にはじめて、効果があるということで、いろいろ微調整しながらスタートしたようです。メジャーリーグという巨大な組織ですと、なかなか改革というのはむずかしいのでは、という気もしますが、ちゃんとやっちゃってますからねえ。だいたい、違反の選手は(大谷選手も!)、えっ!?というびっくりした顔になりますが、だんだん慣れてくるのではないでしょうか。よいものにするためには、断固として、やることをやるのだ、という強い意思を感じて、感心しました。
NEWSも、変化を恐れず、いいと思うことは、どんどんやっていかないといけないな、と勇気をもらったような気がしました。