毎年恒例のサマースクール『読書感想文』コースの、NEWSおすすめ課題図書を発表します!!
【小学校1・2年生】
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『それで、いい!』(ポプラ社)
著者:礒みゆき 作
はたこうしろう 絵 |
本の紹介
きつねは絵をかくのが大好き。森の仲間は「へんな絵」とからかいます。でも、うさぎが「きつねの絵、大好き」といってくれて……。
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【おすすめポイント】
小学校1年生の子には、少し文章量が多いかな、とは思ったのですが、ぜひみんなに読んでもらいたいと思った本だったので選びました。
友達にからかわれたり、大人にいろいろいわれてしまって、絵の描き方がわからなくなったきつねが、また絵を描きはじめたのは、どうしてでしょうか?
いやな気持も、うれしい気持ちも、しっかり受け止めて、感想文に書いてほしいです。
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【小学3・4年生】
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『給食室のいちにち』(少年写真新聞社)
著者:大塚菜生・文 イシヤマアズサ・絵 |
本の紹介
給食はどうやってつくるの? 栄養士って何をするの? 給食が教室に届けられるまでの給食室のいちにちをのぞいてみよう!
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【おすすめポイント】
こちらは逆に文字数が少なく、それに物足りなさを感じる子がいるかもしれません。しかし、この本の感想文は、いま書いてほしいと思い、選びました。
コロナ禍の中で、楽しい学校の給食を一度も味わったことがない子がまだいるかもしれません。けれども、ようやく、みんなとおしゃべりしながら給食を食べることができるようになった子もいます。まさに、いまだからこそ書けることがあると思います。その気持ちを大事に書いてほしいですね。
じつは作者の方とは古くからの友人で(それで選んだわけではありませんよ!)、この本について書かれた出版社などの資料も教えてもらいました。そういった、作品に込められた作者の方の思いも授業の中でみんなに伝えられたらと思います。
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【小学5・6年生】
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『ふたりのえびす』 (フレーベル館)
著者:髙森美由紀 作 |
本の紹介
笑いと福をまねく「えびす舞」を演じることになった太一と優希。「自分」を見つめなおしたふたりが、最後につかんだものは……?
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【おすすめポイント】
高学年向けの課題図書は、読み応えのある作品ばかりで、選ぶのにとても苦労しました。
この本は、青森の方言がそのまま解説もなく出てきて、少し読みづらいかもしれません。また、内容もあれこれ積み込みすぎな感じも少ししました。ですが、最後まで、ぐいぐいとひっぱっていく力強さを感じて、本があまり好きではない子にも読んでほしいなと思い、選びました。
聞いたことのない『えびす舞』の音楽が本当に聞こえてくるような、熱い友情物語です。
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今年の課題図書もいい本がそろいました。本が好きな子も、本が苦手な子も、ぜひNEWSサマースクールに来てください!
きみにしか書けない、世界一すてきな読書感想文が書けちゃいますよ!