- 作家であり、翻訳家の石井桃子先生をご存知でしょうか?
『ノンちゃん雲に乗る』を書かれ、『うさこちゃんシリーズ(ミフィーちゃんです)』『クマのプーさんシリーズ』『ピーターラビットシリーズ』などの翻訳をされた方です。他にもたくさんのお仕事をされ、どれを選んでも代表作ばかりという感じです。『ちいさいおうち』という絵本もロングセラーになっていますね。
ぼくが一番好きなのはミルンの『クマのプーさん』ですが、もう一つ『たのしい川べ』という作品も大好きです。冒頭部で、春になりいきなり走り出したもぐらが、まぬけなうさぎたちに「ネギと煮ちゃうぞ、ネギと煮ちゃうぞ」という場面から、すっかり魅了されてしまいました。大暴れするヒキガエルも最高です。
その数々の名作を手がけられた石井桃子先生が、なんと3月10日に100歳のお誕生日を迎えられたのだそうです。100歳!! すばらしいことですね。各地の本屋さんでフェアが行われるそうです。
児童文学の世界だけでなく、もっともっと広い意味で石井先生の歩まれた道が、子ども達にどれだけ多くのものを与えたのか本当に想像もつきません。石井先生が形にしてくださった、やさしさとユーモアにあふれた上質のすばらしい物語を、これからを生きる子ども達にもぜひとも伝えていきたいと心から願います。まだまだ石井先生は現役でお仕事をされているそうです。いつまでもお元気でいてほしいです。お誕生日おめでとうございます。また『クマのプーさん』を読み返してみます。
NEWS青葉台校室長
三木 裕