AEDというものをご存知でしょうか。駅や、町のどこかで、ときどき見かけていると思います。心臓にショックを与える医療機器です。といっても、ぼくは実際にさわったこと、使用したことはありません。公共の場で見たことはありますが、もしその場に自分がいて、そのAEDが必要な状況だったとしても、正しく使えるかといいますと、自信ありません。おそらく、そういう人は多いのではないでしょうか。
北海道のAEDを開発、リースしている会社が、本物の機械に似せた『おもちゃAED』を試作しているという記事を読みました。まずは、子どもたちに遊んでもらって、使い方などに慣れてもらいたい、という試みです。子どものときの楽しく遊んだ経験が、将来、救命講習への参加につながるのではないか、と会社の方はお話しされていました。すばらしい試みだと思いました。
なによりも、おもちゃというのがいいですね。3~6歳くらいの子対象と想定しているようですが、まずは遊びから入り、機械を身近に感じることが、大事だと思います。せっかく機械があっても、使用をためらってしまうと、助けられる命が助からないこともありえます。『おもちゃAED』で遊んだ子どもたちが、大きくなったとき、だれもがその場で躊躇なく本物のAEDを使うことができたら、すばらしいと思いました。小学校や病院などでも『おもちゃAED』が普及してほしいですね。NEWSでも講習会など実施できたらいいなと思いました。