- 母の日が過ぎてから、「母の日」になにかしましたか、と何人かの子どもたちにたずねてみました。カーネーションをあげたり、お手伝いをしたり、なにかプレゼントをしたり、とにかくお母さんを喜ばせることをしたでしょうか?
- ところが……。なーんにもしていない、という子もけっこういるのですね。うーむ。よろしくないです。
- 「だって、買いに行くひまがなかったんだもん」
「お母さんなにもいらないっていった」 - なんて声がすると、ついつい三木先生も大きな声で反論してしまいます。
- 「買いに行かなくても、お手紙書いたり、お手伝いしてあげたら、お母さんすごく喜ぶよ。なにもいらないっていっても、『お母さんいつもいろいろありがとう』とかいったらどう?」
- 先生にいわれると、そうだな、とは思うようですが・・・・・・。すなおに気持ちを伝えるのはたしかに照れくさいものです。でも、こんな詩もありますよ。サトウハチローの詩です。
- すてきな母さん
- いつでもあかるい やさしい母さん
―外から泣いて かえればだいて
ゆりかごみたいに ゆらゆらする
母さん! 思うと くもった空も
青空みたいに 見えてくる - よわくてつよくて ふしぎな母さん
―かなしい時は そんなになかず
うれしい時には 涙をこぼす
母さん! そよ風 五月の青葉
くすくすわらいの こぬか雨
サトウハチローの母の詩はとてもいいです。来月は父の日がありますね。またみんなに聞いてみたいと思います。
NEWS青葉台校室長
三木 裕