野球のWBCすごかったですね! 世界一おめでとうございます!
大谷選手、ヌートバー選手(お母様も)、ダルビッシュ投手、吉田選手、村上選手、栗山監督、水原通訳などなど、一人ひとりについて一本ずつコラムを書きたいぐらいドラマがありました。出場機会はそれほど多くありませんでしたが、ぼくの愛するタイガースからも二人の選手が選ばれていて、しっかりと役目を果たしていました。全員でつかんだ勝利だったと思います。ふんいきもとてもよさそうで、楽しく、のびのびと野球をしている姿が印象的でした。相手チームも、野球に対するリスペクト、愛が感じられ、本当に最高の大会だったと思います。
さて、今回のコラムのタイトルですが、これは、あのマンガの名セリフだなとおわかりの方も多かったのではないでしょうか。名作『スラムダンク』の主人公のセリフです。絶対王者との試合中に、主人公が決死のプレーでケガをしてしまいます。選手寿命にかかわるかもしれないケガなので、途中交代を監督にうながされますが、そのときにいったのがタイトルのことばです。
『オヤジの栄光時代はいつだよ……全日本のときか? オレは今なんだよ!!』
そういって試合に戻り、そして、見事に勝利を収めたのでした。ぼくは、今回のWBCの源田選手を見て、このシーンを思い出したのでした。
源田選手も、試合中にケガをしてしまいました。小指の骨折です。とうぜん、その後は試合に出られないだろうと思っていました。しかし、そのままチームに残ることになりました。ファンのあいだでは、かなり反対意見が多くありました。治療に専念して、代わりの選手を入れるべきだ。さらに悪化して、WBCのあとに影響が出たらどうするのだ。そういう意見です。
源田選手は、残るだけではなく、数試合休んだ後、骨折したところを固定して、試合に出ました。定評のある守りでチームを救い、ヒットも打ちました。復帰した試合で、さっそく盗塁も決めました。ケガをしたのは盗塁をしたときだったのですが、それにもかかわらず、復帰してすぐに盗塁をする源田選手の勇気に、ぼくはうなりました。源田選手の栄光時代がいつかはわかりません。ですが、今回のWBCの大会も、その一つだったのだと思います。そして、復帰したからには、できる限りのプレーをする。あのマンガの主人公のように。本当にたくさんの感動をもらいました。
まだしばらくWBCロスになりそうです。でも、自分もがんばらないといけないですね。ぼくの栄光時代はいつだったかな? きっとまだこれからだな、と思うことにしました。がんばります!!