新聞でおもしろい記事を読みました。美術館で、展示作品の部屋の隅っこでずっと座っている人いますよね? その方の記事です。
美術館で仕事をしている人はみなさん学芸員の方なのかと思いますが、そうでもなく、部屋の隅っこにいる人は『監視員』と呼ばれる方なのだそうです。
「ずっと一日中座りっぱなしで、退屈そうな仕事だなあ」と思われるのではないでしょうか。そう話しかけられることもあるそうです。そして、その監視員の方も、自分がやるまでは、そうだろうなと思っていたそうです。
しかし、実際は、もう一日中緊張の連続で、撮影や、ペン類の使用、人の動きなどずっと見ているので、大変だそうですよ。そして、そんな監視員の方のよろこびは、作品を見たお客様が「わあ……」と感動する場面だそうです。なるほど!
世の中にはいろいろな仕事がありますが、その仕事をしている人でないとなかなかわからない苦労とよろこびがありますね。
ぼくはまえに生徒から、「NEWSの室長って、うでを組んで部屋の中をうろうろしているだけなんだから、楽そうだよね」といわれてしまいましたが、ちがいますよ! とてもたいへんで、とても楽しい、やりがいのある仕事なんです! いつも笑ってばかりいるのでかんたんそうに見えるかもしれませんが……。ちゃんとみんなのことを真剣に考えているのです。ほんとだよ。これからもいっしょにがんばろうね。