だんだん受験の季節が迫ってきました。みんなさいごまでがんばれ!
先日の授業で、ある中学校の過去問を解いてもらいました。
そのとき、その学校の国語で使用されていた小説がおもしろかったので、ぼくは図書館で借りてみました。そして、読んだのですが……。ぼくがおもしろいと思った部分は、かなり前の方にすぐにありました。その部分は、重要な場面でもありましたが、そこに出てきた人は(おもに二人いました)どちらも主役ではなく、なんと、その後ほとんど出てきませんでした。一人はそれでも数場面に出てきましたが、もう一人は名前だけしか出てきませんでした。
いや、その本自体はとてもおもしろかったので、読んでよかったのですが、あの感動的な場面は、序盤のエピソードだったのか、とおどろいてしまいました。
中学受験に限りませんが、いろいろな学校の過去問を指導しておりますと、ときどき、このように、つづきを読んでみたいな、と思う小説が出てきます。それは大きく2通りありまして、その場面がよかったので、もっと全部読みたい(今回の場合)と思うときと、もう一つは、とんでもないところで唐突に問題文が終わっていて、ええっ、このあとどうなったんだ、と確認したい場合です。
子どもたちは問題に夢中ですから、あまりそういうことを気にしないようですが、ぼくなんかは、やはり、切りのいいところで終わって、問題にうまく乗っていけるように設問してほしいな、なんて教えながら考えてしまいます。実際、過去何年もの分を読んでおりますと、うまいところで切りますなあ、と感心する学校もあります。そういう学校の問題のほうが、よい点数が取れるような気もします。
NEWSの個別冬期講習会も早い生徒さんはスタートしています。受験の子も、そうでない子も、今年もたくさん申し込んでくれました。ありがとうございます!
いっしょにがんばりましょう!
※今年の『先生のコラム』はこれで終了です。一年間ありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。