- 夜、テレビのニュースでおもしろいものを見ました。イギリスのある小学校の話です。その小学校は、学業がふるわず、生徒の学習意欲もあまり高くないと校長先生は感じていたそうです。そこで、ある思い切ったプランを実行しました。なんと、学校すべてを、ハリー・ポッターの魔法学校のようにしてしまったのです!
- テレビで見た生徒たちは、みんな魔法使いの格好をしていました。とんがった帽子、マント、杖、そして、ハリーのようなマフラーをしている子もいます。生徒だけではありません。先生も魔法使いの格好なのです。ハグリッドや、スネイプではなく、先生がハリーの格好だったのは少し変でしたが……(失礼ながら、髪型もハリー風で、似たような服を着て、眼鏡もかけていましたが、それ以外はおじさんだったので)。
- 授業中、先生はこういっていました。
「はい、次の問題を『呪文』で覚えてください」
子どもたちは大喜びで、なにかを暗記していました。最後に、ダンブルドアではなく普通の格好をしていた女性の校長先生が登場し、魔法学校のおかげで、子どもたちがとてもやる気になり、成績が非常に上がったという話をしていました。 - 残念ながら魔法学校は数週間で終了したそうですが、実際に成績が上がったという実感を持った子は、その喜びを決して忘れないでしょう。わかったという瞬間を、まるで本物の魔法のように感じたかもしれません。その喜びや充実感を知った子は、もう、格好だけの魔法学校などなくても、だいじょうぶなのだと思います。さすが、ハリー・ポッター!
NEWSも、ハリーに負けないような魔法使いになりたいと思います。
NEWS 青葉台校教室長
三木 裕