- インターネットで「国語力の低下」として、下のような記事を見かけました。
- 『小学生の国語力が低下していると感じる教師が約9割に上ることが8日、「岩波書店」(東京都千代田区)が教師100人を対象に行った調査で分かった。同社は「現場の先生が危機感を持っている表れではないか」としている。
調査結果によると、国語力について「非常に低下」とした教師は15人で、「やや低下」の73人と合わせるとほぼ9割に達した。「全く低下していない」との回答は皆無だった。
具体例を挙げてもらったところ、4年生が「八つ」を「はちつ」と誤読したほか、数え方を知らずに、何でも「個」とする児童がいたという。』 - 他にも、作文を全部ひらがなで書いてしまう子がいる、などといった例もあげられていました。
なぜ、「やっつ」と読めないのでしょうか?
習っていないから、というと学校の先生に怒られてしまいそうです。きっと、習ってはいるのでしょう。しかし、使わないとなかなか漢字は覚えないものです。全部を「個」と読んでしまうのも、いろいろな数え方をしないからだと思われます。 - これらは、やはり大人が普段から教えてあげなければいけないことでしょう。きちんとした言葉遣いで大人が語らなければ、子どもたちも覚えられません。ななつ、やっつ、ここのつ、とう! という言い方はたしかにあまり見られなくなりました。「はち」も「やっつ」も使えるのが日本語の豊かさです。意識して使っていけたらと思います。
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NEWS 青葉台校教室長
三木 裕