- 我が家にうれしい手紙が届きました。あの、アンパンマンの作者であるやなせたかし先生のお誕生日を祝うパーティーの招待状です。なんと、2月6日に八十九歳になられるそうです!
- やなせ先生と初めてお会いしたのは何年前のことでしょうか。もう十年近く前のことだったと思います。当時ありました「詩とメルヘン」というやなせ先生が編集長をされていた雑誌に、ぼくの書いた物語などがいくつか掲載され、それがきっかけで「詩とメルヘン」誌のパーティーに呼ばれるようになったのです。その頃からやなせ先生のかっこよさというのは、もうすごかったです。会場で一番派手な洋服で、一番目立っていて、一番もてもてでした。やなせ先生のまわりはいつも人があふれ、笑い声がたえず、本当にまぶしかったです。
- 「詩とメルヘン」という雑誌は残念ながらもうなくなってしまいました。けれども、やなせ先生は、またあらたに雑誌の編集をはじめられ、いまもまだ抒情の世界を残そうとずっとがんばっておられます。そういえば、あの「手のひらを太陽に」を作詞されたのもやなせ先生なのでした。ぼくがいまこうして子どもたちに作文など教えているのも、やなせ先生にいただいたものがあればこそです。
- 昨年のパーティーでは米寿のお祝いということで、「ベージュ」の服をさっそうと着こなして、自慢ののどをご披露されたと聞きました。ここ何年も参加することができなかったのですが、今年はどうにか参加できそうです。きっと、とてもとても楽しい会になるでしょう。いまからものすごく楽しみです!
NEWS 青葉台校教室長
三木 裕