YouTubeで、おもしろい動画を見ました。高校野球の審判の映像です。どこかの地方の予選のもののようです。

選手の交代が告げられます。審判の方が、放送する人の場所へ告げに行きます。交代するバッターは、すでに打席に立っています。しかし、審判は、ホームベースの掃除をしたりして、なかなかプレイボールを告げません。やがて、放送で、交代する選手のアナウンスがあり、それを聞いてから、プレイを告げるのでした。

そういう場面が、何回も動画で映され、たんなる偶然ではなく、審判の判断で、放送されるまで、待っているのだとわかります。

高校野球の予選ですから、負けてしまったら、そこで終わりです。途中交代の選手は、そのときが最後になることも多いでしょう。その一度の打席の放送を、選手や、応援に来ている家族の方にも聞いてもらいたい、そう考えられての行動だと思われます。

おお、なるほど、審判の人はそこまで考えているのか、と感動し、また、その審判の行動を映像に残そうとする人がいることにも、感動しました。選手たちのはつらつとしたプレイそのものがまずすばらしいですが、それだけではないところにも、人の思いがあるのですね。なかなか気が付かない部分でもありますが……。そういうところにも気付ける人間になりたいと思いました。そして、もちろん、ＮＥＷＳに来ている子どもたちの、いいところをどんどん見つけていきたいと思います！