- 新年度のカリキュラムが始まってそろそろ2週間になります。おもしろ作文倶楽部の授業も、はじめは自己紹介ということで、「徒然草」と「枕草子」を題材に、自分の好きなものや、こういう人に友達になってほしいといったことを書いてもらいました。そして3月3回目の授業からは「若草物語」
3月3回目)と「赤毛のアン」(3月4回目)を使用します。昨年度までは日本の古典を中心に行ってまいりましたが、今年からは、ぜひ子ども達に知っておいてほしい世界の物語も積極的に取り上げていきたいと思っております。
さて、その「若草物語」と「赤毛のアン」ですが、ともに映画やアニメ作品などにも取り上げられ、とても人気がある作品です。また、この二つの作品には、それぞれ続編があることをご存知でしょうか? 同じ作者による続編です。主人公や、主人公の周りにいる人たちの人生が書き続けられているのです。 - ぼくは子どものころから、本が好きでした。そして、いつまでも終わらない物語があればいいな、と思っていました。書き続けられた物語というのは、ぼくのような気持ちを持つ人たちの願いにこたえてくれたものなのかもしれません。1冊の本として終わる物語もいいですが、また、あの人たちに会えたという喜びも、本が好きな人にはよくわかっていただけると思います。
- 「若草物語」のジョーも、「赤毛のアン」のアンも、時に悲しい出来事もありましたが、しっかりと自分たちの人生を歩き続けました。物語を読むことの楽しさ、豊かさも、これからの授業の中でぜひ話していきたいと思っています。
NEWS青葉台校室長
三木 裕