先日、元プロ野球選手が、個別の野球指導塾を開講したというニュースをネットで見ました。小学生から社会人まで、それぞれ分けて、指導するそうです。
その選手は、元西武、巨人で活躍した、打撃の職人という感じのいいバッターでした。プロ野球を引退した後、いろいろと指導の経験を積んだそうですが、そこで、せっかくプロの選手が来てくれても、自分の子どもが見てもらえないという声をよく聞いたことから、少人数制での指導をしようと思ったのだそうです。プロフェッショナルな指導者による、限定少人数指導、おお、まるでNEWSのようではないですか! と思いました。
指導で気をつけていることとして、技術なども大事ですが、精神面も重視して指導している、とのことでした。たとえば、素振りや、一塁への全力疾走など、もしかすると一見無駄に見えるようなことも、真剣に取り組む姿勢が大事だということです。なぜ、素振りをしないといけないのか、なぜ、アウトとわかっていても全力疾走しないといけないのか、そういったこともきちんと説明するように心がけているそうです。
これは、逆にいうと、無駄と思えることも、無駄ではないのだ、無駄なことなどないのだ、ということを教えたいのだそうです。勉強にも通じる考え方のように思いました。漢字の練習、単語の書き取り、計算問題、暗記など、単調な繰り返しが要求されることは、多いです。効率的にやれるところはやるにしても、コツコツとした努力もまた必要なものです。そのプロ野球選手も、数え切れない数の素振りと全力疾走をつづけてきたのでしょう。その野球塾から、すばらしい選手たちが生まれることでしょう。
これから夏休みです。たくさん遊んで、たくさん勉強してほしいです。夏休みのがんばりが、きっと、成長につながるはずです。いっしょにがんばりましょう!