- 現在、NEWS青葉台校とは別の日に、一日だけNEWSサテライト校のセンター北校でもおもしろ作文倶楽部の授業を担当しています。4月の授業では、春をイメージした詩や短歌、俳句を書いてもらいました。その中からさっそく生まれた傑作を2作品ご紹介しましょう。まずは俳句からです。
- 『ゆきがとけ たけのこぼうや めがさめた』
- 男の子の作品です。「たけのこぼうや」という言葉がいいですね。たしかに、そんな感じがします。実際にたけのこほりをしたことはないということですが、春のよろこびが感じられる俳句だと思います。
- 続いて詩の作品を。
- 『春の雪
- 春の雪がふってきた
風が強い 暖かい日
木の上から 飛んできた
うすいピンクの小さな雪
次から次へとふってくる
春の雪が散っていく 』 - こちらの詩は女の子が作ってくれました。自分の家の近くに桜の並木道があるそうで、満開の桜から舞い散る花びらの中を歩いているときに思いついたということです。すばらしいですね。この詩にはじつは「桜」という言葉が使われていないことにお気づきでしょうか? 桜という言葉を書かずに、だれにも桜がイメージされています。本当に素晴らしい詩です。
- こういった子ども達の作品に出会えると授業中本当に幸せな気持ちになります。これからもどんどんすてきな作品を紹介していきたいと思います。
NEWS青葉台校室長
三木 裕