- おもしろ作文倶楽部の授業で、金子みすゞさんの詩をみんなに読んでもらいました。そして、それぞれ好きな詩を選んでもらい、感想を書いてもらいました。どの詩を選ぶのかというところにも、生徒一人ひとりの個性が感じられます。しっかりと作品のメッセージも届いているように思います。まるで、金子みすゞさんへの手紙のようになりました。いくつかの作品を載せてみますので、どうぞご覧ください。
- 『二つの草』を読んで
この二つの草のようなできごとは、今でもありえると思いました。大人はこういうことはよくあると思います。ぼくもこういう詩を書いてみたいなぁと思いました。 - 『二つの草』を読んで
人間は足元が見えると親切にできたり、やさしくなれると思う。小さくても大きくてもいろいろなところをよく見たり、かんさつすることが大事だと思う。友達を見失ったり大切なものをなくしてもさがせなくなるからだ。 - 『私と小鳥と鈴と』を読んで
わたしは金子みすゞさんがもし生きていて、近くにいたら友達になりたいと思いました。 - 『お花だったら』を読んで
お花でも自分の気持ちをあらわすことができると思います。
『ふしぎ』を読んで
何でもふしぎと思うことは、とてもいいことだと思います。 - 『ふしぎ』を読んで
この詩を読んでみると、たしかに言われてみれば、今まであたりまえだと思っていたことが、なぜそうなのかと思えてきた。他の人が気にしていなかったり、見ていないもの、見えていないものをするどく見る力はすばらしいと思う。 - 『こぶとり』を読んで
こぶが一つになって、いじわるじいさんは、少しいいじいさんになったと思います。 - 『こぶとり』を読んで
こぶが一つになってから、少しはましになると思います。 - 『すずめのかあさん』を読んで
わたしがたいせつにしているハムスターをとられたらぜったいにいやです。 - 『灰』を読んで
一度も咲かない木に灰をありったけまいていたところに、とてもうれしくなりました。もしも花が咲いたなら、木も、おじいさんも、そしてぼくも喜ぶだろうなぁと思いました。 - 『灰』を読んで
灰はあまりきれいではない。やくに立たないかもしれない。だけど、きれいな花を咲かす重要な肥料である。花にとっては大事なものだから、みごとに咲いたなら、花も灰も、ほこりに思うだろう。 - 『灰』を読んで
ぼくも人にやさしくされると、うれしいです。そしてそのときに「ありがとう」といいます。だから、おじいさんに花をさかせてもらった木も、きっと「ありがとう」といったと思います。
NEWS青葉台校室長
三木 裕