- このところ、本屋さんや図書館の教育についての本のコーナーに、「どうして勉強しなければいけないのか」を、子ども達に正面から語りかけるという内容の本が目立つようになったと思います。以前からもありましたが、子ども達にどうしても伝えたいという思いが、さらに強くなってきているような熱気を感じます。本に出てくる質問はこればかりではありません。
- 「どうして学校へ行かなければいけないの?」
「どうして大人になったら必要のない勉強をしなければいけないの?」
「どうして昔のことを知らなければいけないの?」
「どうして人を殺してはいけないの?」 - などなど、質問は無限のようにあり、それに答える大人たちの意見もまた様々です。回答者も、学校を始めとする教育関係者はもちろん、哲学者、小説家、いろんな分野のプロフェッショナルの人たちなど、それぞれの立場から、真摯に答えようとしています。また、児童文学の作品でも、物語の中に、風変わりな先生や、SF的設定を用いて、上記のような質問に取り組もうとしている作品も、ここ数年目立って出てくるようになりました。
- それぞれの質問に、ぼくなりの回答はあります。こういうことを考える子ども達に、ぼくなりの考えを伝えたいと思ったから、NEWSの先生になったといってもいいでしょう。NEWSは、子ども達に様々なことを教える場です。勉強もしっかり教えます。しかし、それだけではありません。ぼくは作文の指導をしながら、また、作文のテキストを作りながら、いつも、様々なことを伝えたいと思っています。
- 「どうして勉強をしなければいけないの?」
- ためしにNEWSに来てみてください。本気でそう考える君に来てほしいと思います。じっくり、いっしょに話し合ってみませんか?
NEWS青葉台校室長
三木 裕