春のセンバツ高校野球が始まっております。ブラスバンドの応援も再開され、選手たちのプレーを楽しんで見ております。将来のわが阪神タイガースのエースや四番バッターはいるでしょうか?
さて、先日、あるできごとがありました。強豪校同士の試合で、ある審判のあきらかなミスがあり、一つのチームの選手がアウトになりました。しかし、そのあと審判団が集まり、主審がマイクで説明と『謝罪』をしました。いまのプレーは審判のまちがいであり、まちがいがなかった場合に想定されるプレーに変更して、再開します。申し訳ありませんでした、といった内容です。
直接、見ていたわけではなく、新聞でそのことを知り、あとで画像も見てみました。たしかに、あきらかなまちがいでした。ストライク・ボールの判定といった微妙なものではない、あきらかにミスとわかるものでした。
まあ、審判も人間ですから、ミスすることもあります。しかし、すみやかに確認、訂正し、謝罪までして、円滑に再開させるというのは、ちょっと過去になかったことと思います。ミスをしたのは謝罪した主審ではなかったですが、主審が立場上おこなったのだと思われます。賛否両論あるようですが、選手たちは納得したのではないか、と思いました。
将棋は自分の負けを認めることで勝負が終わります。すこしちがうかもしれませんが、自分の負けやミスを認めるというのも、ときにとてもむずかしいものです。それを甲子園の舞台で毅然とおこなうのは、すばらしいと思いました。ミスと分かっているままつづけるのも苦しいでしょうし……。純粋にプレーにだけ集中できるように、審判や、大人は気を配って、高校生らしいはつらつとした試合を望みたいと思います。センバツ高校野球の後半戦も楽しみです!