このところ、あたたかい日が続いたり、突然ものすごく寒くなったりという日々がつづいていますね。一歩ずつ冬が近づいてきているようです。
冬がはじまる前に、作文倶楽部恒例の秋の詩の作品作りから今年もたくさん傑作が集まりましたので、発表させていただきます。五感に訴える作文教育を目指すNEWS作文倶楽部にとって、詩の授業はとても重要視しています。今回もすてきな作品ばかりです(スペースの都合で全部を載せられないのが残念です)。どうぞご覧ください!
〈詩のコーナー〉
秋のこうよう
小5 ふみやくん
朝
ボールの上にもみじ
テントの上にももみじ
もみじマークがいっぱいついてる
そのときぼくは
もみじを手にとった
朝つゆでぬれていた
半分真っ赤だった
秋
小5 まさきくん
秋
家族だけの季語
自分の誕生日
秋
冬眠の準備
くまとどんぐり
どんぐりの旅
小4 なほさん
コロコロコロコロ
紅葉した落ち葉の上を
緑どんぐりと茶どんぐりが
コロコロころがっていく
木からおちたくりが
とげとげのボールから
顔を出した
どんぐりが
葉っぱにかくれた
赤きのこと茶きのこに見つかって
どんぐりはまた旅に出発
コロコロコロコロ
どんぐりのうんめい
小2 ゆうきくん
どんぐりが土の上に立っている
風にふかれてすってんころり
木にぶつかった。
パリンとひとつのひびができた。
林の上でねころんでいた
にんげんの足に
けとばされて
すってんころり。
ふき石にぶつかった。
パリンとふたつめひびができた。
〈俳句コーナー〉
あかとんぼ 野原で元気に ごあいさつ
ほくほくと あまくておいしい あまぐりだ
小5 みなさん
あきだあき さんまださんま おつきみだ
小5 まさきくん
あきの木は はっぱがかれて はずかしい
たいふうは なんでも食べて こわいよね
かれははね どうしてかれた しごとおえ
小3 ひろきくん
かまきりの たまごはあわで ふわふわだ
すずむしは 心がしずまる 音が出る
きりぎりす いつになったら はたらくか
小2 やすあきくん
あきのかぜ ひゅうひゅう ぼくをなでていく
あきのむし なくこえどんどん ふえていく
小2 こうじくん
子供たちのすなおな心が詩情豊かに表現されていると思いませんか? これからもどんどんご紹介していきます。お楽しみに! みんなまたたくさん書いてね。
NEWS青葉台校、センター北校室長
三木 裕