先日、広報の方から、おもしろい記事をご紹介いただきました。
『なぜサッカー選手に“読書”が必要なのか? 浦和レッズ・岩尾憲が実践する「チームを一つにするメソッド」』というものです。
サッカーについてはあまりくわしくなく、岩尾選手というプレーヤーも初めて知りました(すみません)。記事を読んでみますと、岩尾選手というのは、もともと別のチームの選手で、主将だったのだそうです。そこは、下部リーグで、その中でも、あまり強豪ではなく、新しい監督になっても成績がふるわず、主将として、とても悩んでいたのだそうです。
そのとき、岩尾選手を救ったのが“読書”なのでした。きっかけとなったのは、リーダーに関しての本だそうで、リーダーだから必ずしも先頭に立って、なんでも解決しなければならないというものではない、だれかに助けてもらっても、チームをよくすることが大事なのだ、というような内容だったとのこと。そこから、さらに読書をつづけ、チームは、『助け合い』という言葉をキーワードにして、躍進していったのだそうです。
岩尾選手も、読書がすべてだとは語っておりません。途中でやめてしまう本も、買ったままでそのままの本もあるといいます。しかし、「本は希望でもあり、そして宝物なんです」と最後に語っておりました。
本を読むことによる知識や、もしかすると技術の習得も大事なのかもしれませんが、本を読むことによって、視野を広げたり、まったく未知の感覚を体感したりという、間接的な効果を大事にしているように思えました。岩尾選手は、いろいろな人から、おすすめの本を聞くのだそうです。自分に必要だと思うものだけではなく、いろいろな種類の本を読みたいからなのだと思います。チームプレーがぜったいに必要となるサッカー選手には、特にそういう感覚が大切なのかもしれません。いつも、NEWSの校舎で本を読んだほうがいいと授業中によくいっていますが、現役Jリーガー選手の意見も、これからみんなに伝えたいと思います!