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『今回の地震が落ち着いたら、何が食べたいですか?』
インターネットでそのような質問を見かけました。以下にその質問をされた方の本文が続きます。
『宮城県在住です。被災地区に住んでます。
この頃食べ物の事ばかり考えるようになってきてます。
すき焼き食べたいと思うのは贅沢でしょうか?。』そこに、同じように被災された方や、いろいろな地域の方から回答が書き込まれていました。
『すき焼きいいですね!!
今すぐには難しいかもしれませんが、この地震がひと段落したら
おなかいっぱい食べてくださいね』『贅沢ではないと思います。
食べれるようになったら、たらふく食べてください。
早くそうなることを祈っています。
私は、海釣りに行って釣れた魚を自分で料理して食べたいです。私も宮城県在住です。』『すき焼きもいいですね。私はお寿司をお腹いっぱい食べたいです。今はおにぎり一つでも豪華な食事に感じます。心を込めて握った人のおにぎりは、心が温まります。最近、とても感じることです。』
『いっぱい召し上がって下さい。
先月松島で食べた焼き牡蠣はうまかった…。落ち着いたら、また食べに行きますね?』『おなかすいたなぁ…
焼き肉と温かい白飯をたらふく食べたい!
温泉卵をつけて、すき焼きもいいですね。
今まで美味しいものをたくさん食べていたんだな~、と実感してしまいます。
大切な家族や友人と一緒にテーブルを囲みたいですね。』ひとつひとつ心のこもった答えが続いていました。854通も来ていました。
最初にこの質問をされた方のお返事もありました。
『沢山の優しい言葉や同じ思いの意見に涙が出てきました。
給水してくれる人、全国からの支援物資を受け取る時、
はたまた地元のコミュニティFM局が災害FM局になり
ず~っと情報を案内してくれてたり、
近所で普段そんなに会話した事も無いような人から魚を貰ったり…
周りのみんなは優しい人ばかりでありがたいなと泣けてきて仕方ありません。
書き込みして頂いた皆さん、本当にありがとうございます。ありがとう。ありがとう…(._.)。』いま、言葉でいったいなにができるのだろう、と思うときがあります。でも、言葉だからこそ伝わるものもあるのです。インターネットだからこそ、こんなにもたくさんの言葉が届き、たくさんの心が伝わったのだと思います。
槇原敬之さんの歌に、こんな歌詞がありました。
どんなときもどんなときも僕が僕らしくあるために
「好きなものは好き!」と
言えるきもち抱きしめてたい
どんなときもどんなときも
迷い探し続ける日々が
答えになること僕は知ってるからまた大きな地震があり、まだまだ落ち着かない日々が続きますが、好きなものが思いっきり好きといえる幸せを、いまここにいるぼくは知らないといけません。NEWSに来る子どもたちにも伝えられますように。
『どんなときも』 槇原敬之
僕の背中は自分が思うより正直かい?
誰かに聞かなきゃ 不安になってしまうよ
旅立つ僕の為に ちかったあの夢は
古ぼけた教室の すみにおきざりのままあの泥だらけのスニーカーじゃ
追い越せないのは
電車でも時間でもなく
僕かもしれないけどどんなときもどんなときも
僕が僕らしくあるために
「好きなものは好き!」と
言えるきもち抱きしめてたい
どんなときもどんなときも
迷い探し続ける日々が
答えになること僕は知ってるからもしも他の誰かを 知らずに傷つけても
絶対ゆずれない 夢が僕にはあるよ
“昔は良かったね”と いつも口にしながら
生きて行くのは 本当に嫌だから
消えたいくらい辛い気持ち
抱えていても
鏡の前笑ってみる
まだ平気みたいだよどんなときもどんなときも
ビルの間 きゅうくつそうに
落ちて行く夕陽に
焦る気持ち溶かして行こう
そしていつか誰かを愛し
その人を守れる強さを
自分の力に変えて行けるようにどんなときもどんなときも
僕が僕らしくあるために
「好きなものは好き!」と
言えるきもち抱きしめてたい
どんなときもどんなときも
迷い探し続ける日々が
答えになること僕は知ってるから
NEWS教務担当主任
三木 裕