早いですね。もう11月も今日で終わりです。2011年もあと1ヶ月になります。
谷川俊太郎の詩に十一月という題のものを見つけました。
十一月 谷川俊太郎
十一月
禁じられて
私は生き続ける
禁じられて
ただひとつ
おまえのやさしい目差(まなざし)に禁じられて
十一月
鬼ごっこをして遊ぶ子供たち
柿木の上の太陽
私は祈ろうとして祈れない
十一月
許されて
私は生き続ける
許されて
街に流れる歌に また空に
建築中の家々に 捨てられて孕み猫に許されて
十一月
木の下の子供たち
許されて
私は陽だまりに坐る
許されて
青いデニムのズボンをはいて
谷川俊太郎の詩をパンクの詩と呼ぶのか、ブルーハーツの詩を詩のパンクと呼ぶのか、それともどちらも逆なのか、なぜかそんなことをここ数日考えております。パンクロッカーが書いた詩というのは、どちらの詩をさすのでしょう?
NEWS板橋校室長
三木 裕