2011年もあとわずかです。いろいろとあった一年でした。
NEWSにお通いいただきました皆さまには心より感謝いたします。
あの3月11日の日、ぼくはNEWS板橋校にいました。とても大きく揺れました。2011年を振り返るとき、この日のことを忘れることはきっとないでしょう。
2012年もまたウインタースクールから始まります。今年の冬休みもたくさんの方にご来塾いただきました。新企画のインド式計算のコースも、サイエンスの実験も、お絵描き、工作も、習字も、本の読み聞かせも、お勉強も、どのコースもみな子どもたちの笑顔があふれていました。
前回の先生のコラムで少し書きましたが今年もクリスマスの夜に小田和正さんの音楽番組を見ました。多くのアーティストたちとの大コーラスが行われていました。その中で小田さんの『キラキラ』も歌われ、会場も総立ち、ぼくも大感動でした。
もういまから、ん十年前(生徒に22歳と言い張っていますので正確には書かないでおきます!)、中学生だったころに、ぼくは小田さんのファンになりました。そのころはオフコースというグループで活動していて、当時も大人気でした。けれども、なんでしょう、わりとアイドル的なものへのやっかみのような批判、中傷もけっこうあったように思います。暗い、とか、女の子向けだ、すぐに人気落ちるよとか……。なんだかわけもわからず肩身がせまく感じられたこともあります。
けれども、もしタイムマシンに乗って、あのころのぼくに会えたら、ぼくは伝えたいです。
「小田さんはやっぱりすごかったよ。本物だったよ。ずっとずっと音楽をつづけていて、いまでも新曲はドラマや映画、CMに使われまくりで、若いミュージシャンたちにもリスペクトされてるよ」
あのころの、あまりさえなかったぼくに、少なくともオフコースを好きになったことは正しかったと伝えたいです。小田さんはあのころからずっとかっこいいままだよ、と。
いまだからできること それを決して忘れないで
このときこのふたり ここへはもどれない
この愛はどこまでも ずっと続いて行くから
明日のふたりに まだ見ぬ風が吹く
小田和正『キラキラ』
いつの日か2011年を振り返ったとき、大人として子どもたちに何を伝えられるでしょうか。2012年はその答えを探したいと思います。今年もお世話になりました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
NEWS板橋校室長
三木 裕