2月になりプロ野球のキャンプが各地で行われているようです。我が愛する阪神タイガースの今年の調整具合も大いに気になるところですが、新聞のスポーツ欄を読んで、おもしろいことに気がついたので書いてみます。
「1日で3千~3500スイングをこなす。」
若手のバッティング練習の回数なのですが、漢字と数字が混ざっているのです。三千~三千五百、3000~3500、とは書かないのですね。新聞特有のルールのようです。
同じページにありました他の数字を見てみますと……。
「初日から18人中14人がブルペン入り」
「メジャー通算119勝」
「昨季6勝した22歳」
「7日のフリー打撃では、51球投げてボール球は3球だけ」
「レベルアップした2人」
「2軍」
「2年連続日本一」
「四大陸選手権」
「4日間」
「2連覇」
「計300点」
「2005年」
「特大の一発」
新聞記事でないとわかりにくいかと思いますが、2桁の数字は、1文字分で表記されます。ただし、3桁以上になりますと、1文字分ずつで3文字を使って表記するようです。文字数に制限のある新聞では、なるべく少ない文字数で伝えたい、ということから、3000ではなく3千と書くのだと思われます。2文字少なくなりますので。そうすると、計300点は3百と書くような気もしますが……、わかりやすさみたなものもあるのでしょうか、基本的には日にちなども含めほとんど数字のようです。一般や、唯一などはもちろん漢字です。上に書いたものにもいくつか漢字が入っています。最初ぜんぶひらがなで書いておいて、どれを漢字で書くでしょうか? という問題を出してみたらみんなできるでしょうか? 中学受験をする子には、なぜ3千~3500と書くのでしょうか、という問題も含め、出してみたい気がしますね。
2月の作文倶楽部の授業はまさに新聞作りでした。文字数をぴったりそろえるのが、とても大変です。けれども、国語の問題でも、20文字以内で答えなさい、とか、50文字程度でまとめよ、というような問題もたくさん出ますので、そういう練習もしてほしいなと思います。
NEWS板橋校室長
三木 裕