長い連休をいただきまして申し訳ありません。
皆様はいかがお過ごしだったでしょうか? ぼくも友人たちと会ったりして楽しく過ごしました。またリフレッシュして新たな気持ちでがんばります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、いきなり自分の話ですが、ぼくはいまどきかなり少数派だと思うのですが携帯電話を持っていません。そして、類は友を呼ぶということでしょうか、ぼくの友人も持っていない人がいます。なので、連休中の約束も、はがきや手紙でのやりとりになります。まあ、家の電話はあるのですが、お互い手紙派なのですね。現代のメールとくらべて、手紙のことを外国では、カタツムリのメールというそうです。たしかに、のんびりとしたやりとりで、急ぎの時にはかなり困ります。
カタツムリの手紙というと、アーノルド・ロベールの絵本「ふたりはともだち」があります。かえるくんとがまくんというなかよしのかえるが様々な事件(?)をおこすユーモラスな物語です。その中で、お手紙を一度ももらったことがないと嘆くがまくんのために、かえるくんがお手紙を書くというお話があります。かえるくんは心をこめてお手紙を書き、そして、それをたまたま会ったカタツムリにたくすのですね。
「まかせてくれよ」かたつむりがいいました。
「すぐやるぜ」
そのあとどうなったでしょう。待っても待っても手紙は来ません! このあとは、ぜひ、絵本を読んでみてください。とてもいい気分になると思います。
もうひとつ、カタツムリの詩をどうぞ。
しあわせよカタツムリにのって
やなせたかし
しあわせよ
あんまり早くくるな
しあわせよ
あわてるな
カタツムリにのって
あくびしながら
やってこい
しあわせよ
カタツムリに乗って
やってこい
ときには、カタツムリのメールもいいものだという気になってきませんか? もうすぐ母の日です。お手紙など書いてみてはいかがでしょう?
NEWS板橋校、NEWS青葉台校、NEWSセンター北校室長
三木 裕