先日、インターネットの記事に、現代の子は、タブレットなどの使用が増え、筆圧が弱くなっているのではないか、というものがありました。使用する鉛筆の濃さが、以前はHBでもよかったのに、いまは2Bでないといけないという学校が増えているのだそうです。そうでないと、消した文字と、書き直した文字が判別がつきにくいとのこと。ちょっと気になるニュースです。
そこで、NEWSの書き方の先生にも、その記事を読んでいただき、お話をうかがってみました。先生のお話は以下の通りです。
『筆圧に関しては、どうなんでしょう。ちょっとわからないです。ただし、記事にもありましたが、鉛筆の持ち方がよくない子が増えているとは思っていました。』
それはどうしてなんでしょうかね?
『たぶん、幼稚園さんのころから鉛筆を持つことが増えているからなのではないかと思います。まだ、手も小さく、力も弱いので、正しい持ち方で書くのが、とてもたいへんです。なので、ぎゅっと親指も使って、手の全体で鉛筆をうごかして書く、という子が多いです。うまく指先を使えないのですね。』
なるほど。正しい持ち方をしていないとどうなりますか?
『正しい持ち方をしていない子は、やっぱり、すぐ疲れてしまいます。集中力がなくなってしまうのです。姿勢も悪くなるので、なおさらですね。直したいのですが、その持ち方でずっと書いてきた子は、なかなか直すのがむずかしいですね』
うーん。さすがに、専門家の先生のお話は考えさせられます。
これから、夏休みの宿題や、硬筆展への参加など、字を書く機会が増えてきます。きれいな字で、今年もたくさん賞を取ってほしいですが、持ち方をきちんとすることもしっかり習ってほしいと思います。
勉強や、もしかすると将来の仕事にもつながる大事なことではないでしょうか。NEWSのサマースクールで、あるいは、通常の授業ででも、幼稚園さんや、小学校低学年のうちに、正しい鉛筆の持ち方を練習されてはいかがでしょう。少人数制の指導のNEWS書き方ROOMは、最高の環境だと思います。
ぜひ、夏休み前の早いうちからご参加ください!!