今年は巳年ですね。年賀状やいろいろなところにかわいいへびのイラストが見られます。アダムとイブに出てきたり、蛇足に用いられたりなど、世界中で古くからの顔なじみの生き物のようです。大人向けの小説などでもいろいろな象徴として扱われることもあるようです。
ただ、へびが出てくる本として、ぼくが真っ先に思い浮かべるのは『へびのクリクター』という絵本です。トミー・ウンゲラーという人が描いています。『すてきな三にんぐみ』という絵本が有名な気がします。
クリクターはとても大きいへびです。外国でへびの研究をしている息子が、お母様にプレゼントして、お母様といっしょにくらすことになりました。いっしょにさんぽをしたり、長いベッドを用意してもらったり、とてもかわいがられています。なので、どろぼうが忍び込んできたときには、お母様を助け、どろぼうを思い切りしめあげてやっつけました。とてもユーモラスで、クリクターもかわいい絵本です。
ぼくは、なんとトミー・ウンゲラー氏が日本に来たとき、講演を聞きにいったことがあります。もう10年以上前ですが……。当時あちらこちらで自慢しました。いまでももちろん自慢に思っております。
巳年の2013年はクリクターのように男の子とも女の子とも楽しく遊び(男の子にはすべり台、女の子とはなわとび)、勉強もしっかりやって(クリクターは自分の長い体を使って、数字やアルファベットを教える手伝いをします)、充実した一年にしたいと思います!
NEWS板橋校、NEWS青葉台校、NEWSセンター北校室長
三木 裕