映画『鬼滅の刃』が大ヒットをしているようです。NEWSに来ている子たちも、たくさん見に行くみたいです。
あまりに話題にする子が多いので、相当人気があるみたいというのは感じていたのですが、これまでマンガも、アニメも見ておりませんでした。それが、先日、いきなりマンガの21巻を読みまして、なるほどおもしろいな、と思いまして、つづけて22巻も読んでみました。やっぱり、おもしろいですね。23巻で終わるそうですが、それは12月に発売とのことなので、映画も含め、まだまだ盛り上がりそうです。
どうしてこんなに人気があるのでしょうか? マンガよりも、アニメで人気が爆発したということは、いろんな子どもたちから聞きました。このあいだ夜にやっていたのを見てみましたが……。
まあ、典型的なにわかファンであるぼくには、ちゃんとしたことはいえないのですが、やっぱり、みんなで力を合わせて、大きな相手に戦うということのおもしろさかな、と思いました。主人公は、とてもいい人間のようです。でも、ときには冷たい顔にもなります。その友達もそれぞれ個性があります。みんなが強いわけではありません。もちろん、強い味方もいて、一人ひとり特性があり、物語があります。敵である鬼にも物語があります。アニメのきれいな映像と、かっこいい音楽、意外に多いギャグシーンと、涙の場面。それらが、みんなつまったおもしろさでしょうか。
にわかファンのことを鬼滅の付け焼刃といっている川柳がありまして、笑ってしまいましたが、まあ、ぼくの感じたこと以上のことをみんなは感じているのでしょう。残酷な描写もあり、これまでちょっと避けていましたが、きちんと見ると、真剣に考えさせられることの多い物語でした。はるか昔、機動戦士ガンダムがブームになったとき、ぼくはその中にいる一人の子どもでした。大人の意見なんて、ぜんぜん興味なかった気がします。たいてい、なんかちがうよなあ、という感じで。たぶん、ぼくの『鬼滅の刃』への意見もそんな感じなのだろうと思います。でも、少しでも知っているとみんなと話がはずむのがうれしいですね。ぼくは伊黒小芭内と鏑丸(へび)のコンビが好きになりました。