先週から、大きな出来事が続きました。ぼくの中で特に印象に残ったのは次の3つです。
宮崎駿監督引退会見
東京オリンピック開催決定
あまちゃん故郷に帰る
3つはそれぞればらばらのことなのですが、ぼくの中では奇妙に一本の線でつながるような印象があります。過去と現在、そして未来へとつながる線です。
すばらしい作品をつくり続けてきた宮崎監督は、引退会見で、子どもたちに伝えたかったこととして、こうおっしゃられていました。
「この世は生きるに値するという思い。それはいまでも変わらない」
宮崎作品から受けた思いを、今度は未来へとぼくらがつなげていかなければなりません。7年後の東京オリンピック開催は、東北復興への大きな宿題をもらったとぼくは思いました。
朝の連続ドラマ『あまちゃん』の中で、東北大震災が扱われました。主人公のアキは少ししてからですが故郷へ帰りました。自分にできることをいま全力でしています。元気な海女のみなさんたちと力を合わせて…。
物語の強さ、あたたかさは、未来への大きな大きな力となります。この世は生きるの値するということを、ぼくら大人は常に示し続けていかなければなりません。東京でオリンピックを開催してよかったと、日本中の人たち、世界中の人たち、そして7年後の子どもたちが思うようにしなければなりません。重い宿題です。ぼく自身なにができるのか。それを考えていかなければと思います。
NEWS板橋校、NEWS青葉台校、NEWSセンター北校室長
三木 裕