もう2014年もあとわずかになりました。多くのお子さまにNEWSにお通いいただきまして誠にありがとうございました。
ただいまウインタースクールおよび冬期講習会の真っ最中です。楽しい笑い声、真剣に鉛筆を走らせる音、先生方の教えるにぎやかな明るい声が、校舎中に響き渡っています。年内は校舎にもよりますが、12/28か12/29まで、来年1/4からさらに後半戦が始まります。受験生の子たちは最後の大詰めが迫ってきました。一人ひとりの顔にも緊張がうかがえます。でも、みんな充実した顔で取り組んでいます。いっしょにがんばろう!!
勉強のためにNEWSに来る子に、ぼくのちょっとした特技(?)を披露することがあります。絶対に必ずうまくいくという訳ではないのですが……。国語の問題集、特に過去問といわれるテキストを持っている子にやったりします。それは、問題を適当に開いてその中から、長文のところを読まずに設問のところだけを読んで、記号問題を当てるというものです。記号問題というのは、やはり誤答させようという意図が見えるものが多いですので、わりとそこだけを読んでも、当たったりするときがあるのです。センター試験などでも当たるときは当たります。生徒たちも、すごい!!といってくれたりするので、つい喜んでしまいます。
いつもは、ちゃんと長文を全部読みなさい!と口をすっぱくしていっているのに、本当はこんな当て方をしてはいけないのでしょうが、ときどきこういう技を見せてリスペクトしていただこうなどとさもしいことを思い、ついやってしまうのです。むりやり勉強につなげるとすれば、作者の意図とは別に、問題作成者の意図を読む、という作業になるでしょうか。国語にも意外にそういう作業が必要なときがあるのもたしかに事実だとは思います。長文を読まずに解くのはたんなる遊びですが、設問の中にも意図を読むというのは少し勉強してほしいかなと思います。こういうぼくの遊びが、自分もやってみようという気持ちにつながったり、国語を楽しむきっかけになってくれれば、とてもうれしいのですが……。
今年も一年間お世話になりました。また来年もたくさんの笑顔に会いたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
NEWS板橋校室長
三木 裕