太陽系の星に関してのおもしろいニュースが二つつづけてありました。一つは、太陽から最も遠く離れた太陽系の天体が見つかったという発表です。
太陽からの距離は、地球と太陽の距離の100倍以上で、研究者は「ファーアウト(Farout)」の愛称で呼んでいるとのこと。なんと、太陽の周りを1000年以上かけて公転しているのだそうです。1000年!
そしてもう一つのニュースは土星についてです。土星を取り巻く大きな環は、あと1億年もたたないうちに消滅してしまうかもしれないのだそうです。1億年!
土星の環は主に水と氷でできているのだそうで、この環は土星の重力によって分解されつつあり、「環の雨」となって土星の表面に降り注いでいるとのこと。降り注ぐ物質を測定した結果、環に残された寿命は1億年に満たないと思われることが分かったのだそうです。NASA研究者によれば、「我々は土星の環が見られる時代に存在していて幸運だった」と話しているようです。
太陽系といっても、なんともスケールの大きい話でわくわくしてきます。1億年未来に土星の輪がなくなってしまうといっても、それを見ている人はいるのでしょうか。地球の1億年前を支配していた恐竜は絶滅してしまいましたが……。
また地球が、太陽の周りを1000年かけて回るとしたら、日本では平安時代の終わりからようやく平成の終わりで1年となります。ほとんど真冬の寒すぎる星なので、だれも戦などしてられないと思いますが、それでも争いは起こるでしょうか?
科学も歴史も、未来を考えたり、過去を振り返ったりするときに、さまざまなことを教えてくれます。NEWSの子どもたちの未来がどのようなものになるか、わくわくします。
平成の次の時代はどのような歴史を刻むのでしょうか。すばらしい未来へとつなげてほしいと思います。もちろん、ぼくものその時代をこれから生きるわけですから、いっしょによいものにしていきたいと思います!