ちょっと気になるニュースを見ました。ドイツで行われたロボットを使った実験の結果が「子どもはロボットからの同調圧力を受けやすい」となったというものです。
どういう実験かといいますと、まず、ものすごい簡単な質問を用意します。ふつうの状態であれば、だれでも正解を出せる問題です。しかし、実験では、解答者以外に、3つロボットを用意し、そのロボットにまちがいの答えをわざとさせます。同じ実験をした大人は、ロボットの解答に引きずられることなく、正解を選ぶようなのですが、子どもが解答者の場合は、なんと75%が、ロボットにつられてまちがいを選ぶのだそうです。
その実験に使用したロボットは、しゃべって、踊れる(?)というすごいハイテクのロボットのようですが、そんなロボットが3体も答えたら、つい真似してしまうのはわかる気がします。逆に大人はそんな純真な心がなくなってしまっている?のかもしれません。ただ、この実験の「ロボットには子どもたちを同調させる力がある」という結果から、子どもたちへのロボットや機械の取り扱いには注意するべきだ、と研究チームは話しているようです。
このニュースを見て、やっぱり、ちょっと怖いなあ、と思いました。もし、なにかの故障で、壊れたロボットが子どものそばにいたら、子どもはその故障に気がつくでしょうか? 大人もすぐに気がつけるでしょうか? ドラえもんみたいにやさしいロボットだけならいいですが、悪いことを教えるロボットだったら……。これからロボットや、教育の道具、システムなど、どんどん、AIが身近なものになることはだれにも止められないでしょう。いま、インターネットとの関わり方を学校でも指導しているように、ロボットとの付き合い方なんて授業もそのうちに出てくるかもしれません。
ぼくのような塾の先生でも、ぼくの言葉が、子どもたちに与える影響に無自覚でいるわけにはいきません。いいことも、悪いことも、子どもたちは感じる心があります。これからどんどん教育界にAIが入ってきたとしても、その部分だけは、ぼくらが守らなければいけないと思っています。
あ、最後に一言。NEWSのロボット授業には同調圧力は無いのご安心ください! むしろ、自分だけの発想、アイディア大歓迎です! AIを自分で作れるような、そして、AIに負けないような感性を育てる授業です! ぜひ体験に来てください!