鎌倉市図書館の方がTwitterで発したメッセージ(8/26)が話題になっているそうです。
9月1日に命を絶つ子が統計的に多い……ということからつぶやいたもののようです。強い言葉ではなく、そっとよりそうようなささやきが、やさしさを感じさせます。ほっとできる居場所を作ること、それをひとつでもたくさん作ること、それで救われる子がきっとたくさんいるはずです。
学校が始まっているのに、朝からずっと子どもが図書館にいたら、本当は注意しないといけないでしょうか。たとえば公園やゲームセンターにいると、お巡りさんが声をかけたりするでしょう。コンビニではお店の人は声かけたりするでしょうか。親切な店員さんだったら、声をかけるかもしれません。
声をかけられることによって、救われる子がいると思います。そして、鎌倉市図書館のように、あえて声をかけないことによって救われる子もいると思います。
NEWSに来る子はもちろんお預かりしている生徒さんですから、来たときになにも声をかけないということは絶対にありえません。あいさつはもちろん、授業中もいろいろお話をします。みんなたくさん話してくれます。元気がなくても、NEWSの先生に話して元気が出たといってくれるときもあります。でも、元気なさそうなときでも、あえて、そのことにはふれず、いつものように接することがいいのかな、と思うときもあり、そうすることもあります。
声をかけるほうがいいのか、声をかけないほうがいいのか。どちらがいい、悪いということではなく、どちらにしても、NEWSも、子どもたちの居場所のひとつであってほしいと思っています。
一度、鎌倉市図書館にいって、のんびり一日中本を読んでいたいですね。
NEWS板橋校室長
三木 裕