ノーベル賞の授賞式が行われ、テレビでその様子を見ました。今年も日本人の受賞者がいて、うれしく思いました。連日報道されておりますので、ノーベル賞に関心を持つ子もたくさんいます。このあいだの算数の授業中もノーベル賞の話になり、小3の男の子に聞かれました。
「めちゃめちゃすごいよ!」
「うちの犬がスケボーに乗れるようになったらノーベル賞もらえる?」
「それではもらえないな」
そういう犬をテレビで見たような気がします。
「じゃあ、二本足で歩けるようになったら?」
人間みたいにすたすた歩いたらそれはたしかにすごいですが……。でも、どうでしょう? ぼくはいいました。
「それ、すごいの犬のほうだから、犬はもらえてもきみはもらえないな」
「くそー、〇〇(犬の名前)のやつ」
なんで怒るの?
他の子たちといっしょに大笑いになりました。
そのあと、ふと考えてみたのですが、NEWSの子たちが将来ノーベル賞をもらうとしたら、どんな分野でしょうか?
サイエンスコース、ロボットコースを習っている子たちは、将来、ノーベル物理学賞、化学賞、生理学・医学賞のそれぞれの分野の道を進んで、受賞するかもしれませんね! NEWSを卒業して、大学も卒業して、いま研究者になっている人もいっぱいいます。作文を習っている子は、もちろんノーベル文学賞候補です。世界中で読まれる作品を書いてほしいです。ノーベル賞は、あと経済学賞と平和賞という賞があります。政治家だったり、経済分野の人だったり、医者であったり、数学者を含む学者であったり、マララさんのような学生の活動家だったり、さまざまな形で、世界の人々の幸福、平和のために活動した人が対象になります。これらの賞の候補は、NEWSにはものすごくたくさんいると思いました。絵画でも、書道でも、英会話でも、そろばんでも、もちろんお勉強であっても、それを身につけることで自信を持ち、自分の道を選ぶ意思を持てるようになるからです。
NEWSは、自分の好きなことをもっと好きになったり、自分が何を好きなのか、なぜ好きなのかがわかる場所です。大人になって、自分の仕事を選ぶときの大切な指針になるでしょう。そして、それがきっと、だれかを幸せにする力につながるはずです。NEWSの子どもたちが作る未来が楽しみです! いつかノーベル賞を受賞したら、スピーチで『NEWSのおかげです!』といってください!
NEWS板橋校室長
三木 裕