サッカーのワールドカップが大いに盛り上がっております。予想外(?)の日本代表の快進撃のおかげで、一気に火がついた感じです。この原稿を書いているのは、6/28(木)の19時です。あと4時間後に決勝トーナメントをかけたポーランドと日本の試合が行われるわけです。このコラムがHPにアップされているときには試合の結果は出ていますが、ここは、せっかくのリアルタイムの臨場感を出すために、あえて、試合後に修正せず、このまま書き進めたいと思います。ずばり予想は、日本の勝利! 3対1としておきましょう。サッカーについてくわしいわけではなく、まったく根拠の無い予想です。引き分けでも決勝トーナメントに行けるようですが、できれば勝ってほしいですね。
さて、今回のコラムは、サッカーのワールドカップの話題ではありますが、日本代表ではなく、アイスランド代表について書きたいと思います。残念ながら1次リーグで敗退となってしまいましたが、最初の試合で強豪アルゼンチンと引き分けるなど、いろいろと話題になりました。アイスランドという国は、なんと、人口が35万人程度なのだそうです。最初350万人の間違いかと思いましたが、さらに1桁少なかったです。世界で171番目の人口数らしいですが、サッカーの世界ランキングでは22位になるのですから、すごいです。ワールドカップのアイスランドの視聴率が99.6%というのも話題になりました。もうほとんどの人が見ていたわけです。
35万人といわれて、少ないな、とは思うのですが、これは、いろいろ調べてみると、本当に少ないです。ぼくが住んでいる東京都板橋区の人口でも54万人います。おとなりの東京都北区が34万人くらいだそうです。もちろん面積は何千倍もアイスランドが広いですが、住んでいる人の数はそれほど変わらないと考えますと、やはりこれはすごいという気がします。板橋区でサッカーの上手い選手を23人選び、それが板橋代表として、アジアを勝ち抜き、ワールドカップに出場! そして、あのメッシのいるアルゼンチン代表と互角に戦っているとしたら……。そりゃもうなにがなんでもテレビ見ますね。板橋区単位で考えれば、身近な選手もいそうですし、学校や、地域の話題なんかもありそうです。サッカー代表を家族のように思ってしまっても不思議ではありません。アイスランドの応援が、『バイキングクラップ』と呼ばれ、これも話題になりましたが、応援に熱が入るのも、当たり前と思えます。ものすごい迫力でした。
世界の広さとか、逆に日本のこととか、地理の授業だけではなかなかイメージがしにくいと思います。苦手な子も多いです。でも、このようなことがあると、サッカーが好きな子も、そうでない子も、楽しんでくれるかなと思いました。まず、調べてみて、自分がとても楽しかったので……。もうすぐ夏休み(いまは期末試験の勉強でがんばっている子が多いですが)、社会の勉強もしっかりやってほしいですね。こういう機会でないとなかなかできないですから。その中で、こんな話題も話せたらと思います。そして、日本代表がさらに勝ち進めば、みんなの関心や、話題も増えてくると思いますので、日本代表にもがんばってほしいと思います!