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第442回

シジュウカラ作文倶楽部

2016.03.11更新

 おもしろいニュースを見つけました。なんと、鳥のシジュウカラが、『文』を作っているというのです! こんな内容です。

市街地で見かける身近な小鳥のシジュウカラが、複数の「単語」を組み合わせた「文」を作り、情報を伝達する能力を持っていることを、総合研究大学院大の鈴木俊貴研究員が発見した。こうした能力は知能が高いチンパンジーなどでも確認されておらず、ヒト以外の動物では初めて。鈴木さんは「人間の言語能力獲得のプロセスを解明する手掛かりにもなる」と話している。論文は9日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。

 おお、すごいですね! 初めての作文をする鳥の発見のようです。なんでも、警戒や、集合などの単語の鳴き声があり、その組み合わせによって、ちゃんと、その内容にあった行動をシジュウカラはするのだとか。同じ単語でも順番を変えるとその行動を取らないことから、シジュウカラが「単語」の意味だけでなく、語順も含めた「文」として認識している、ということのようです。シジュウカラは10種以上の音の要素を組み合わせてさまざまな鳴き声を発するらしく、その研究員の鈴木さんという方は「他の音の組み合わせの意味や、この能力が学習によるものか、生まれつきなのかなどを調べたい」と話しているそうです。今後のくわしい研究が楽しみですね。ほかの鳥や動物はどうなんでしょう? カラスとか、ふつうにおしゃべりしているみたいですが……。

 なぜ、人間は『文』で話すのでしょう。そのほうが、多くのことを伝えられるから、ですが、では、なぜシジュウカラには『文』があるのでしょう。危険、食べ物、集合……といった『単語』だけで、ヒト以外の動物や鳥たちはずっと生きてきたはずです。それで幸せだったのでは……? それともまだ人間が知らないだけで、シジュウカラ以外の鳥や動物たちも『文』で話しているのでしょうか? シジュウカラは『文』で話すことによって、他の鳥たちよりも幸せになれたのでしょうか?

 うーん。いつか、シジュウカラに聞いてみたいですね? ぜひ作文で答えを……。


NEWS板橋校室長  
三木 裕

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商号
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創業
2000年3月1日(株式会社国大セミナーの一部門として創業)
設立
2012年10月1日
資本金
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代表取締役 小倉拓也
本社
〒330-0063 埼玉県さいたま市
浦和区高砂2-5-5 KIビル 3F
電話
048-831-2223
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設立:2010年10月1日
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(そらまめキッズアドベンチャー)
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