サマースクールで今年もたくさんの子どもたちと読書感想文や作文の練習をしました。みんながんばって書いてくれました! この夏の授業をきっかけに、作文を書くことのちょっとしたコツみたいなものを身につけてくれていたら、とてもうれしいです。学校が始まっても書く機会はたくさんあると思います。がんばってね!
いろんな学年の子どもたちの指導をしたのですが、小学校低学年の子たちもたくさん来てくれました。授業中に、おもしろいことをいっぱい聞きましたよ。
「『ざかな』だからひらがなにした」
なるほど!
漢字でも『ざかな』と読みますが言葉にたいする感覚がすばらしいですね! よく注意して書いています。
○小2の男の子が漢字を思い出そうとしていました。
「あたまという字は……、豆と、百と貝が合体した字だ!」
そうですね!
○小2の女の子です。おでかけした曜日が何曜日だったかを思い出そうとしています。
「えーと、金曜日-1だから……木曜日!」
正解!
などなど、みんな毎回の授業を楽しくしてくれました! ただ、ご注意いただきたいのは、だれもが真剣に言葉に向き合っているということですね。自分で気がついたこと、自分だけの工夫、自分なりのやり方など、一生懸命、作文や国語や感想文に取り組んで勉強しているからこそ、こういう発言が生まれるのだということなのです。
本来、子どもたちは、といいますか、子どもたちほど、好奇心旺盛で、勉強意欲に満ちているものです。新しく漢字を覚えたり、足し算、引き算が出来るようになったときのうれしそうな顔でわかります。それがいつのまにか、勉強することが苦痛になってしまうのはなぜでしょう。いろいろと理由はあると思いますが、子どもたちの創意工夫を生かす場が少ないことも理由のひとつなのではないかと思います。あまりにやることが多すぎたり、点数にばかり目を向けると、つい楽しい工夫や発見をおざなりに扱ってしまいがちです。周りの大人たちがいっしょに楽しんで、いっしょに目を輝かせてその発見や工夫の価値、おもしろさ、すばらしさを共有できたら、もっともっと、創意工夫をするようになるのではないかと思います。NEWSがそういう場であるように、ぼくも自戒をこめて、日々の授業を行いたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
NEWS板橋校室長
三木 裕