新聞に、2021年1月から始まる「大学入試共通テスト」についてのかなりくわしい記事が出ておりました。具体的な問題例も出ており読んでみました。その中の国語の問題を見て、おお、と思いました。まずは、設問のところだけ、ご覧ください。
(1)二文構成で、八十字以上、百二十字以内で書くこと(句読点を含む)。なお、会話体にしなくてよい。
(2)一文目は「確かに」という書き出しで、具体的な根拠を二点挙げて、部活動の終了時間の延長を提案することに対する基本的な立場を示すこと。
(3)二文目は「しかし」という書き出しで部活動の終了時間を延長するという提案がどのように判断される可能性があるか、具体的な根拠と併せて示すこと。
このような設問です。会話文や資料が別にあるのですが、この設問だけでも、今回の改革の目玉の一つである記述力や、資料の読み取り、そして、論理力が求められているというのがわかります。
そして、なぜぼくが、おお、と思ったのかといいますと、今回のNEWSウィンタースクールの作文倶楽部の授業で行う『小論文に挑戦コース』のやり方とそっくりだったからなのです。
気持ちやできごとやテーマによって、ある程度自由に書くことのできる作文とちがい、小論文には型が必要といいますか、型にそって書いたほうがよいものが書ける可能性が高いものだと思います。そのポイントが、まさに、今回の設問にあった「確かに」と「しかし」なのですね。その型を書いたプリントも、みんなに渡そうと思っていたのでした。NEWSのプリントには、さらに「なぜなら」も付け加わっていますが……。大学入試と同じことをNEWSでやっているぞ! と思い、ついうなってしまいました。
今回の『小論文に挑戦コース』では、「日本文化の伝統」について書いてもらう予定です。 このように書くと、NEWSの授業はむずかしいかな……と思われてしまうかもしれませんが、ご安心ください。小学校1年生からできます。それは、身の回りのものについて書いてもらうことと、型を教えるからです。きっと、できあがった小論文のすばらしさに、みなさまおどろかれるのではないかと思います。冬休みに、2020年度の大学入試改革を先取りしている(!?)NEWS作文倶楽部の授業をぜひ受けてみてください! お待ちしております!