日本将棋連盟会長の羽生善治九段が、大学入学共通テストの日に、受験生にエールを送ったという記事を見つけました。すばらしい内容でしたので、ご紹介したいと思います。以下の文章です。
「おはようございます。受験生の皆さんは共通テストの初日ですね」
「私はよく数々の大きな対局を経験しているから緊張しないのでは無いかと思われるのですが、何度経験してもそんな事はありません。大舞台を経験しても、年齢を重ねても同じ様に緊張します。何故ならそれは自分自身にとって大事に思う場面だからです」
「大事なものに向かう時に感じる気持ちは、経験値が上がっても鈍ったり薄れたりしません。なので、学生の皆さんがもしガチガチになりそうになっても、緊張した事をまるで悪い事のように思わないでください。そんな自分もあるなと自分自身が受け止めてあげてほしいと思います。その上で、ぜひこれまでの頑張りを思いをぶつけて来て下さい」
「休み時間は皆さんを応援している周りの方+ここにも応援してる人が1人いることを思い出して下さい。私も応援しています。頑張って下さい! 羽生善治」
数々の将棋の試合を制し、藤井八冠よりもまえに七冠を達成し、天才と呼ばれた羽生九段のことばには、重みがあり、そして、やさしさがそれ以上に感じられます。人としてもすばらしい方だということがよく伝わってきます。
中学受験も本格的にはじまり、このあとも都立高校入試など、まだまだつづきます。NEWSにもたくさんの受験生が通っています。もう合格を決めた子も、これから本番の子もいます。緊張するのは羽生九段もだれもみな同じです。羽生九段のことばを読んで、せいいっぱいがんばってほしいです。ぼくたちも応援しています! みんな、いつもの力を出してください!