- かなり高いパーセントの数字がいきなり出ていますが、いったいなんの数字だと思われますか? ある調査機関のデータなのですが、今年度の主な中学校の受験問題を分析し、その中にいわゆる『時事問題』と呼ばれるものが出た中学校の比率です。なんと128校中109校、つまり85.2パーセントの学校で出題されたそうです。さらに女子校に限っていえば54校中51校、94.4パーセントの学校で出題されているそうです。もうほとんどの学校で出ているとみていい数字です。
時事問題だからといって、『社会』でだけ出題されるわけではありません。『理科』でも『国語』でも出ます。また、たんなる知識を問うものでもなく、その時事問題をきっかけにして、様々なことを聞く、あるいは意見を求める、という問題が増えてきています。しっかりとした自分の意見を言えるように、常日頃からいろいろなことについて考えておいてほしい、ということでしょうか。
ふだんおうちでは、新聞を読んだり、ニュースを見たりしていますか? それについて、ご家族でお話しされたりはしていますか?
受験のため、というわけではなく、日々の生活の一部として、世の中の出来事に関心を持ってほしいですね。好奇心を持つということの大事さは勉強だけの問題では決してありません。どんな夢を持ち、どんなことをしたいのか、将来、どんな大人になりたいのか、その大切な第一歩目が好奇心だと思います。NEWSではこれからも、その第一歩目を歩みだすお手伝いをしつづけていきたいと思います。
NEWS青葉台校室長
三木 裕