- 授業中、ふとしたときに生徒に、思わずこちらが、はっとするような質問をされることがあります。
- 「宇宙を作ったのはだれなんですか?」
- うーむ。いきなり、聞かれて困ってしまいました。だれなのでしょう?
さらに質問はつづきました。 - 「永遠って、本当にあるんですか?」
- うーむ……。
- 宇宙は永遠につづくのでしょうか。人間の単位で考えれば永遠といっていいほどの時間、宇宙はありつづけるでしょう。けれども、それは本当に永遠なのでしょうか。永遠につづくものというのはあるのでしょうか。
- たとえば、「永遠の愛」「永遠の友情」といった言葉があります。物質的なものとちがい、これらのものは、もしかしたら永遠につづくのかもしれません。たとえ、人がいなくなっても思いは残るのだとしたら……。
- 授業中、小数の掛け算を勉強しているときに、なぜその子がこのようなことを思ったのかはわかりません。しかし、生徒達の疑問、質問は、なるべく誠実に答えられたらと思っています。時には、うまく答えられず、どうなんだろうね、といっしょに考えること(今回のように)もあります。しかし、答えられるものは答え、また、いっしょに答えを探すお手伝いをしたり、自分の考えも話したりしながら、どんなときも、子ども達の思いを受け止められるようにはしていたいと思います。
NEWS青葉台校室長
三木 裕