- OECDによる生徒の学習到達度調査の結果が新聞やテレビなどで大きく報じられています。個々の分析はいろいろあるとしても、全体として、『下がっている』という結果になっているようです。
- 今回の結果や、調査の報告を見て、いろいろと思うことがありました。その中でいくつかを書いてみたいと思います。
- ○日本は答えを空欄で出す子が多い。
これに関しては、以前から同じように考えていました。できない、わからない、というときに、なにも書かないままでいる子が多いということです。かなり前のこのコラムでも書きましたが、まちがっていると思っても、まず書いてみることが大事だと考えます。 - ○意欲、興味がない。
たとえば科学の分野に関して、興味をもつ子の数が減っている、また、最後まで解こうとする意欲が低い、などの傾向があると書かれていました。日本の子たちは、受験が終わってほっとしたころにこのテストを受けたので、そういう結果が他国よりも多かったのでは、という記事もありましたが……。時期の問題があったとしても、気になる、そして、心配なデータではあります。 - ○知識の応用が苦手
本当によくいわれるところですね。今回もか、という感じです。 - これらのことは、勉強というよりももっと根本的なところで、解決しなければならない問題だと思います。もちろん、NEWSはそのためにあるつもりです。NEWSの授業は、これらの問題を決しておきざりにはしません。いままでのコラムで、少しでもその思いが伝わっていればと願います。楽しい授業というのは、勉強することそのものを楽しめるときにいう言葉だと思います。今後も、これらの問題については、真剣にメッセージを発していきたいと思います。
NEWS 青葉台校教室長
三木 裕