- インターネットの記事で以下のようなものを見つけました。『小学生の感想文にもコピペ病』という題で、簡単に、コピーで読書感想文を書いてしまう小学生が増えているという記事です。
- 『ネットでコピペ(コピー&ペーストの略)と言えば、大学生のレポートが話題になっている。ところが、なんと小学生の読書感想文にまでコピペが広がりつつあるという。
「読書感想文をさっさと片付けて」
「自由に使える読書感想文~読書感想文をさっさと片付けて、夏休みをエンジョイしよう!!」
キーワードでネット検索すると、こんな衝撃的なサイトが出てくる。このサイトでは、小中学生を対象に「パクリ・コピペOK」という感想文の見本がズラリと並ぶ。例えば、太宰治の小説「走れメロス」については、原稿用紙3~5枚の「オリジナル文」が。いずれも「わたしには親友という言葉で呼ぶにふさわしい友人がいました…」と書き出し、借金を被った親友の父親を引き合いに出して、小説の言う、人を信じることとは何かを自問するなどしている。
日本経済新聞の2008年7月11日付夕刊記事によると、07年秋の読書感想文全国コンクールで、小学校高学年の児童によるコピペが発覚した。どのサイトか書かれていないが、あるホームページ掲載の他人の感想文と酷似していることに審査員が気づいたのだという。これが事実なら、コピペは今や小学生にも拡大しているということらしい。』 - うーむ。よろしくないですねえ。いろいろとポイントはあると思うのですが、どうも根底に『読書感想文は、つまらなく、めんどうくさい!』という共通の意識が、子どもにも、そして大人にもあるように思います。
- NEWSの読書感想文は、まずはじめにかなり細かく内容について聞きます。その上で、さらに自分の意見をオリジナルのシートで書いてもらいますので、コピーで済ますことはおそらく不可能でしょう。たしかに、めんどうくさいかもしれません。
- しかし、『読書感想文がつまらない!』というのは、どうでしょうか? 今年NEWSで選んだ課題図書は、まず内容が非常におもしろかったです。それを読み、さらに、イメージをふくらませ、自分の思いを構築していくこと、これは、本当はとても楽しいことへの入り口なのだと思います。
- 『宿題として絶対にやらなければいけないものだから楽にすまそう』
- ではなく、
- 『宿題として絶対にやらなければいけないものだから楽しくやろう!』
- NEWSの感想文コースに参加してくれるみんなには、このような気持ちで感想文を書いてもらいたいと思っています。どうぞ楽しみにしていてください!
NEWS青葉台校室長
三木 裕